1999-03-23 第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第4号
最近の設備投資の目的を日銀短観によって見ると、これまで最も高かった増産投資のウエートが低下して、かわって維持、補修、公害防止、高度技術先端産業設備などを目的とする投資が増産投資を上回りつつあるとされています。当然と言えると思うんです。この背景には、日本経済の低成長に伴い需要増加に対応した能力増強型設備投資の必要性が薄れてきたことが挙げられると思う。
最近の設備投資の目的を日銀短観によって見ると、これまで最も高かった増産投資のウエートが低下して、かわって維持、補修、公害防止、高度技術先端産業設備などを目的とする投資が増産投資を上回りつつあるとされています。当然と言えると思うんです。この背景には、日本経済の低成長に伴い需要増加に対応した能力増強型設備投資の必要性が薄れてきたことが挙げられると思う。
この設備投資というものは、その中に当然この設備投資はとまってくるぞと、設備投資の中には更新投資、合理化投資、増産投資、いろいろあると思うんです、ミックスされたものもあると思うんですけれども、これはそのうちやまるぞというものも随分あるんじゃないか、わかっているものがあるんじゃないかというふうに思うんです。
では、事業者はどう考えているかというと、ちょうど設備の更新時期だとか増産投資、合理化投資だというと燃転を考えるわけです。ところが、なかなか燃料転換を、今石油、重油を使っているのに石炭がいいんだろうか、ガスがいいんだろうか、コストはどうなんだろうかということになるわけです。
その設備投資が増産投資ではなくて、合理化投資、省力投資あるいはRアンドDであると申しましても、しかしやはり二けた以上が何年か続いだということは相当なことでございますから、多少の足踏みがあることは、これはやむを得ないのであろうと思いますが、そういう局面に私は来ておるのだと思います。
工場内の投資といたしましては、公害、安全関係のウエートがだんだん高くなり、また同時に、品質向上であるとか合理化あるいは省力化の合理化投資が非常にふえておりまして、いわゆる設備拡大の増産投資はほとんど最小限に抑えておる。
○松浦(周)委員 農政について農林大臣に一言お伺いいたしておきたいのでありますが、近時、食糧増産投資は非能率である、資金の効率が低い、それよりも貿易産業の方に大いに力を入れて、食糧を外国から買い入れる方がよろしい、こういう論が国内にも相当あります。
そういう方向で金を貸出す、投資をどうしてもこれはやるんだということを決定する上においては、もつと明確な生産費というものができて、ここにはこれだけの穴がある、ここにはこれだけの穴がある、ここにはこれだけの労力が使われているから、これをこういうふうに改善して、こういうふうに持つて行くんだという大綱を下して開発銀行へ出さなければ、開発銀行というものは設備投資を、増産投資でない、設備増強ではなく、設備の合理化